お伊勢参りのならわし~外宮から内宮
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お伊勢参りは外宮からの参拝がならわしです。
神宮の祭典は「外宮先祭」といって、まず外宮で祭儀が行われるならわしがあります。
豊受大御神は天照大御神の御饌都神(食事を司る神)ですので、内宮の祭儀に先だって御饌都神にお食事を奉るのです。
祭典の順序にならい、参拝も外宮から内宮の順にお参りするのがならわしです。
外宮参拝のおすすめコース
①火除橋
神域の入口には防火のためにつくられた堀川が流れ、火除橋がかけられています。
②⼿⽔舎
参拝の前にお清めをする場所です。左手、右手の順に清めた後、口をすすぎます。
③正宮 豊受大神宮
天照大御神のお食事を司る神であり、衣食住を始め産業の守り神でもある豊受大御神をお祀りされています。
④古殿地
正宮と同じ広さがあり、前回の遷宮まで御殿が立っていた場所です。
古殿地は次の遷宮まで静かにその時を待ちます。
⑤三ツ石
三個の石を重ねた石積みです。
この前では御装束神宝や奉仕員を祓い清める式年遷宮の川原大祓が行われます。
⑥別宮 多賀宮
豊受大御神の「荒御魂」をお祀りされている外宮第一の別宮です。
荒々しく顕著なご神威をあらわす御魂の働きを荒御魂と称えます。
⑦別宮 土宮
地主の神である大土乃御祖神をお祀りされています。
別宮で唯一、東を向いています。
⑧別宮 風宮
風雨を司る級長津彦命、級長戸辺命をお祀りされています。
内宮別宮の風日祈宮のご祭神と同じです。
⑨外宮神楽殿
正宮に至る参道の途中、右側にある銅板葺の建物です。
ご祈祷や、お神札・お守り・御朱印などを受けることができます。
外宮まとめ
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参拝に要する時間は、約60分と考えておいて良いかと思います。
正宮 豊受大神宮・別宮 多賀宮・別宮 土宮・別宮 風宮では、お賽銭箱が設置されています。
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4ヶ所分のお賽銭の準備をしておいたほうが、いいと思います。
外宮から内宮の移動方法
外宮から内宮は4.4㎞です。徒歩だと約60分かかると思います。
バスの普通片道運賃は、大人440円・子児220円です。所要時間は約10分ほどかと思います。
タクシーの料金は、1,710円~2,110円ほどです。所要時間は約8分ほどかと思います。
内宮参拝のおすすめコース
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①宇治橋
五十鈴川にかかる宇治橋は内宮の入口です。日常の世界から神聖な世界を結ぶ架け橋といわれます。
②⼿⽔舎・御⼿洗場
ここで身も心も清めてからお参りしましょう。五十鈴川の流れは清らかさの象徴です。
御手洗場では手水舎と同じようにお清めができます。
③瀧祭神
御手洗場の近くにあり、御垣と御門のみで社殿はなく、石畳に祀られています。
五十鈴川の守り神として古くから大切に祀られています。
内宮の所管社ながら、祭典は別宮に準じています。
④正宮 皇大神宮
皇室の御祖神であり、国民から総氏神のように崇められる天照大御神がお祀りされています。
約2000年前に御鎮座されたといわれています。
⑤御稲御倉
神宮神田で収穫し、三節祭でお供えされる御稲が奉納されます。
建物の規模は小さいものの、神明造の特徴をうかがうことができます。
⑥別宮 荒祭宮
天照大御神の「荒御魂」をお祀りされている内宮第一の別宮です。
荒々しく顕著なご神威をあらわす御魂の働きを荒御魂と称えます。
⑦別宮 ⾵⽇祈宮
風雨を司る神をお祀りされている別宮です。
風日祈宮に通じる風日祈宮橋の上からは、美しい新緑や紅葉を望むことができます。
⑧内宮神楽殿
宇治橋から正宮に至る参道の中間地点、左側にある銅板葺の建物です。
ご祈祷や、お神札・お守り・御朱印などを受けることができます。
⑨参集殿
参拝者向けの無料休憩所です。中央には奉納舞台があり、能や狂言など各種奉納行事が行われます。
内宮まとめ
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参拝に要する時間は、約90分と考えておいて良いかと思います。
瀧祭神・正宮 皇大神宮・別宮 荒祭宮・別宮 ⾵⽇祈宮 では、お賽銭箱が設置されています。
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4ヶ所分のお賽銭の準備をしておいたほうが、いいと思います。
おすすめ昼食~手こね茶屋
手こね茶屋…内宮おはらい町周辺に3店舗あります。
我が家は、決まってここです。名物の伊勢うどんとてこねずしをおいしくいただくことができます。
『名物合わせ』1,620円(税込)てこねずし(小)・伊勢うどん・茶碗蒸し・小鉢・お吸い物・お漬物
伊勢の名物「伊勢うどん」と志摩の名物「てこねずし」がセットになった、店内一番の人気商品です。
おすすめ店舗~赤福本店
全国的にも有名な赤福ですが、本店がおはらい町にあります。
赤福本店の建物は、明治以来140年余り大切にされています。
店頭には朱塗りの竈(かまど)があり、昔から竈には神が宿るといわれているそうです。
本店で出される番茶は、この竈で沸かしたお湯が使われています。
赤福の定番といえば、赤福餅と番茶のセット お召し上がり『盆』250円(税込)になります。
個人的には、『赤福ぜんざい』600円(税込)もおすすめです。
おすすめアクセス
①近鉄名古屋駅→近鉄伊勢市駅
②徒歩10分で外宮
③外宮から内宮へ(タクシー8分)
④内宮から徒歩3分でおはらい町・おかげ横丁→散策
⑤内宮正面タクシーのりば→近鉄五十鈴川駅(タクシー5分)
⑥近鉄五十鈴川駅→近鉄名古屋駅
まとめ
我が家では、家の神棚に『天照大御神』の御札が祀られています。
新年を迎えると近くの崇拝神社から氏神神社と近いところからお参りしていきます。
最も遠い伊勢神宮は、年に一度はお伊勢参りをし御守りを受けてくるのが恒例行事です。
例年ですと、1月~3月ごろにお伊勢参りに行きます。
今年は1月3日にお伊勢参りしましたが、さすがにすごい人でした。
正月三が日は、すごい人かと思います。覚悟をもって参拝にお出かけください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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